小惑星B612

KENICHI KIKUCHI 1998.8.16-9.6  

    風に吹かれ、雨に打たれ、太陽に焼かれて、

    向こう側へ行きたいんだって意志の元歩き 続けているけど

    その幕を 両手でかき分けると、"大人" って世代に知らずに突入

    でも、全く理解 出来ない世界、言葉が数字の世界!

    助けて、いつかの君!

        君のもとへ急いで行くよ!

        君のもとへ迷わず行くよ!

        大切なものなんて、  測れるものじゃないんだ

    誰もが四方行き交う、特急列車の先端に飛び乗り、

    誰よりも先に そこへ行こうと、いつも焦って

    目的地についても、何も見えないから、そこからまた移動を繰り返す

    捜し物等なく、守るべき人のせいにしながら、自分を切り離し続けてく心の盲目

    答えは何にでも感じ取れる!

        君のもとへ急いで行くよ!

        君のもとへ迷わず行くよ!

        大切なものなんて、目に見えやしないんだ

    腕時計を睨み、スケジュールに追われ、時間を高値で買い付けて

    だんだんと時間の値が上がり、それが報酬を越えても、気付けない

    心が壊れ、ため息ついたら、思い出してみたらいいんだ

    あの日の宝物、あたりまえの毎日、夕焼けの中をゆっくりと歩いた日を

    心で、それを感じとれば、

        君のもとへ急いで行くよ!

        君のもとへ迷わず行くよ!

        大切なものなんて、   目に見えやしないんだ

        君と出会ったあの場所まで、   君と探したあの井戸まで

        僕が描いた羊をもって、  夜空の鈴を奏でながら


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